【アート講座】の記事

クラシック業界 最注目 ―若き音楽プロデューサー奮闘中です (12/5)

投稿日:2020年12月23日

12月5日、アート講座2020第3回が開催されました。講師は、MCSヤング・アーティスツ理事の山根悟郎さん。

1「近所の定食屋さん」感覚

京都出身もあり、やんわりとした雰囲気で、まずは自分のプロフィールから。ベルギー留学、音楽事務所、武蔵野市民文化会館、現在のMCSヤング・アーティスツでの様々な体験と知見を分かりやすく、だがハッキリと話されました。

武蔵野市民文化会館では、①年間130回の主催公演、②ほぼ全公演のチケット完売とのことで、「他でやっていないこと」「お得感、納得感の強調」「ファン、リピーターの増」を念頭に企画を練っていく具体的な取組の話がありました。「近所の定食屋さん」感覚でファン、リピーター増に繋げるなど、裏話を交えながらの興味深い話。

主催公演のチラシは文字がメインで、ワクワクしてくる、面白そうを感じてもらえるキャッチコピーで勝負しているとのことで、企画内容がポイントと強調されました。チラシは文字を減らし、ビジュアル的に作成した方が良いと考えていましたが、講師の実践に裏付けられた話に新鮮さとなるほど感を覚えました。

次に、現在勤務中のMCSヤング・アーティスツでの話では、クラシック音楽のコンサートの作り方の中で、ダブルブッキングのことや、クレーム対応のことなどを、ユーモアを交えて分かりやすく話されました。

 

2直感を大切に!

換気休憩後は、演奏の質と題して、「いい演奏とは?」「いいアーティストとは?」と受講者に問いかけ、演奏の良し悪しの基本は、「聴きまくる」ことで、野球の「1000本ノック」と同じだとの説明に私はとても共感しました。

「実演奏を聴いてみる」のコーナーで、聴き方として、いくつかのポイントを挙げられ、経験を積み重ねた直感が全てと、「直感を大切に」と強調されました。

 

3「明かない夜はない」

最後に、クリスマスコンサートやニューイヤーコンサートができないコロナ禍の今を語るとともに、これからを「明かない夜はない」との言葉で締めくくりました。その通りだと思います。当日は、冷たい小雨でしたが、明るく、柔らかで分かりやすく話された講師と熱心な受講者で充実したアート講座になったと振り返っています。また、昭和音楽大学大学院留学生の学生2人がボランティアとして参加し活動したことも加えて、レポートとします。

(投稿文 トニー、写真 E-river)