【アート講座】の記事

未来へのメッセージvol.1/劇団民藝 奈良岡朋子(11/16)

投稿日:2019年12月10日

出来ることを続ける
アート講座2019第4回は、地元劇団民藝代表の奈良岡朋子さんを講師に迎えて11月16日に開催されました。
奈良岡さんの登場です。奈良岡さんは、台本もないし、何を喋ったらいいかなあと言いながら、ゆっくりとはっきりと自分を語り始めました。奈良岡さんが、演劇の道に入るキッカケです。「なりたくてなっている人もいるが、そうでない人が多く」自分もそうだったとのこと。


もともと奈良岡家系には医者がいないので、医者を目指せと言われたが、「敗戦」を契機に「自由」な世相の中から、画家の父親の影響もあり、美術大学に進学し、演劇部で舞台装置などを制作したとのこと。また、当時の娯楽であった映画や芝居を観ていく中で、「安城家の人々」の出演者(滝沢修さん、宇野重吉さんら)に今まで受けたことの無いような感動を覚えたそうです。

       制作 金本和明氏

その後、帝劇での新劇公演のチラシの片隅にあった「研究生募集」に目が留まったのが大きなポイントとなりました。それは、その新劇の出演者が、あの映画で観た滝沢さん、宇野さんたちだったのです。
滝沢さん、宇野さんたちに会える思いで応募し、最終面接まで行き、晴れて劇団研究生になったのが、演劇の道のスタートでした。

奈良岡さんは、今年12月で90歳になられますが、ゆっくり、丁寧に、ハッキリと私たち受講者に「演劇の道へのキッカケ」を話してくれました。そして、一人で喋れるナレーションが好きなので、朗読「黒い雨」を続けていくと語り、地域とともに歩む劇団をこれからも目指していくと結ばれました。
奈良岡さん!ライフワークの「黒い雨」の朗読!いつまでもお元気で続けてください。今日はどうもありがとうございました。

(記録文 トニー  写真 E-river)