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アート講座vol.7 「伝統と創造」(2015/12/05)

投稿日:2015年12月28日

アート講座 4回目は「伝統と創造」と題して、笠井賢一氏のお話しでした。
能楽プロデユーサーとして、数多くの公演やワークショップを企画制作されていて、
また劇作家としても多くの新作を、手がけられ演出されるなど、実に幅広く活躍されていらっしゃいます。

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何より能楽という芸能を深く愛されていて、私たちにもっともっと能楽の素晴らしさを知って欲しいという熱意が心に響きました。
はじめに公演が近づいているギリシャ古代劇「オデュッセイア」を新作能に作り上げた「冥府行」のご紹介から。映像を見ながらのお話しに一気に物語の世界に引き込まれました。
狂言方大蔵流の山本則重、則秀両氏が『冥府行ーNekuia」を実際に演じてくださり、本当に幸せなことでした。

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その後全員立ち上がり、『笑い』や『泣く」の演技指導をしていただきました。
先生は次の制作として『ロミオとジュリエット」に取り組んでいらっしゃるそうです。
世界を代表する「伝統」同士が出会うことで新しい「創造」が生み出されることのすごさを繰り返し語ってくださいました。
世界の伝統芸能の多くが、根源まで遡ると共通項として、人間がいかにして世界と出会ったかそして衰弱と再生の祭りであることがある。 (死者との交流なくして人の生はない)
日本の能も生まれいづる喜び『祝言」と、死者の魂の再生『鎮魂」を謡っている。言葉の成り立ちにも言及され、いのちの「い」は息であり、「ち」は血であるなどの説明にはびっくり。今までまったく思い及ばない見方でした。

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先生の中に能楽に関する知識と愛が詰まるだけつまっていて、きらきらとこぼれ落ちる輝きを たくさんお土産に頂いた貴重な時間でした。 (記事 だいあん 写真提供 e-river)

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