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アート講座vol4 第8回 「キャメラマン・映画監督 木村大作 映画人生を語る」キャメラマン・映画監督 木村大作

投稿日:2013年2月2日

1月19日(土)(会場:映画大学新百合ケ丘キャンパス4F大教室)に、アート講座「キャメラマン・映画監督 木村大作 映画人生を語る」と題し、キャメラマン・映画監督 木村大作先生を講師としてお招きしました。

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今日の講師木村大作先生は、黒澤明監督の数々の作品で撮影助手を務め、その後撮影監督としてデビューし『八甲田山』『駅 STATION』『火宅の人』『鉄道員(ぽっぽや)』『北のカナリアたち』など多くの作品にかかわり名実ともに日本映画界を代表するキャメラマンとして知られた方である。
『剱岳 点の記』(以下『剱岳』)は今のところ唯一の映画監督作品であり、本日は主として『剱岳』に関する講演である。まずメイキングフィルム(作品が作られる過程やその舞台裏を映像や写真で記録したもの)を30分鑑賞する。

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講演が始まる。『剱岳』は「志」の映画だという。地図を作るために与えられた仕事に黙々と打ち込む明治時代に生きる測量マン達。映画人生にかける自分達の人生をこれに重ね合わせる。滑落ということもありうる3000メートル級の山でしかも極寒の撮影環境、2年を超える撮影期間、映画に「志」を持った人々が集まってこの映画ができたということである。

73歳の年齢を想像させない立居振舞、撮影現場で鍛えられた音量あふれる声、よどみなく話が続いてゆく。「見たこと体現したことをしゃべる。しかし聞いたことは話さない。」が信条という。著名な監督や俳優に話が及ぶこともたびたびである。会場は先生の話に引き込まれ爆笑の中に特徴ある声が響き渡る。

『剱岳』に続く監督2作目となる作品の企画が進んでいる。
作家笹本良平原作の小説『春を背負って』の映画化である。今回も舞台は立山連峰である。
順調に行けば14年6月ごろの公開予定となっており楽しみである。

1時間半の講演に続き30分程度の質疑応答と予定時間を大幅に延長した熱気あふれる講演会となった。 IU(写真提供 S)
 

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