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アルテリッカスペシャル公開シンポジウム アートな街づくりシンポジウム~文化・芸術による街づくりの可能性~

投稿日:2018年3月24日

川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)の10周年を記念して、川崎市伊藤弘副市長および、長年にわたり新百合ヶ丘の文化発展に寄与されている昭和音楽大学下八川共祐理事長、NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり白井勇理事長をお招きし、アルテリッカしんゆり北條秀衛特別参与をコーディネーターに「アートな街づくりシンポジウム」を開催しました。

シンポジウムの参加者からは、「川崎が求めるカラー、多様性、今後進んでいく課題などお話が聞けて面白かった。」「アルテリッカを長年支えてきた行政、大学、地域の方の話を聞いて立体的にアルテリッカを理解する事ができた。」「日頃聞くことができないような話を具体的に聞くことができ、ますます楽しみになってきた。」などの声が寄せられ、芸術のまちづくりを理解する貴重な機会になりました。

シンポジウムでは最初に、川崎市福田紀彦市長からのビデオメッセージ上映があり、続いて伊藤副市長から川崎市の芸術のまちづくりの考え方と実践、その中での新百合ヶ丘やアルテリッカしんゆりの位置づけなど、具体例を挙げながら講演がありました。

特に、芸術祭のアートボランティア活動は、市が目指す「市民とともにつくる最幸のまち かわさき」の先頭を走っている事例という紹介に、アートボランティアのメンバーからも「心新たに取り組む気持ちになった」という声を多数聞くことができました。

パネルディスカッションでは、下八川理事長から、当初、中央公論元編集長藤田親昌さん、映画スクリプター白鳥あかねさんなど地元の文化人の芸術のまちづくりにかける熱意に触れ、地元に凄い方がたくさん住んでいると大変驚き、この延長線上に、アルテリッカもあるとの紹介がありました。

良質な鑑賞者と芸術をつくる制作者、そして行政の三位一体で芸術のまちづくりが進化してきたこと、特に、10年間続けるにあたり、芸術祭を支え続けたアートボランティアの皆さんの力が大きかったと語られました。

白井理事長からは、芸術のまちづくりに長年携わってきた当事者として、様々な委員会の設立やNPO設立などを経て、この芸術祭の開催に至った大きな流れを説明いただき、通年にわたり芸術のまちづくりに貢献しているNPOの存在は大変大きな推進力となっていることを改めて実感しました。

伊藤副市長からは、川崎市として、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けたパラムーブメントを掲げ、意識せずともごく自然にパラアートやパラパフォーマンスを楽しめる社会を目指しているとの市政の方向性が示されました。

コーディネーターを務めた北條特別参与からは、知・好・楽(ちこうらく=知ってもらう、好きになってもらう、楽しんでもらう)のためにアート講座を9年続けており、その中から強力なボランティアが輩出されてきた。アルテリッカ初開催からの苦労や工夫、そして、さらに世界に発信できる芸術祭へ発展していってほしいという熱いメッセージをいただきました。

参加者からも「地域ブランドが定着し、これぞという強みが生まれるよう今後が楽しみになりました。」「新百合ヶ丘のまちが向かおうとしている方向性がよくわかった。」「10年目を再スタートの原点として、更に発展するように頑張りましょう!」といった応援コメントもいただきました。

魅力ある街づくりを実践してきた多くの先人たちの想いを引き継ぎ、進んでいきたいと思います。

お忙しい中、パネラーをお引き受けいただいた方々、御協力いただき誠にありがとうございました。(記録文  S   写真 E-river)