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アルテリッカしんゆり10周年記念アート講座 第7回「大江戸落語さんぽ」(2017/12/9)

投稿日:2017年12月21日

2016年に引き続き長井先生の登板だが、月一回は国立演芸場に通う自分にとって落語関連の話は興味深く、快活に表話から裏話まで披露してくださる先生の講義を期待して待っていた。

今回も期待通りで会場内で笑いが止まらないとても明るい雰囲気にして下さった。 まくらで笑点を引き合いに出し、講習生をリラックスさせて 本題にはいり、 まずは寄席の構造ということで浅草演芸ホールを例に出し楽屋話も交えて楽しい話が始まった。
客の呼び込み、立ち見の状態、桟敷席、そして極めつけは楽屋内部のしきたり等大変興味深いものであった。
特に楽屋の話は、座席順、二つ目の行動、前座の仕事、落語家と色もの芸人の格差、正月興行、お年玉、上位者の お金の使い方、前座のしくじり等々、普段は落語家とは落語を聞くという接点しかない我々にとって、先生の軽妙な話術でまるで楽屋内部に入り込んだような感覚でお聞きした。

次は新宿末広亭のプログラムをネタにその見方の説明から始まった。
プログラムの組み方、トリ、中トリ、膝がわり、膝前、喰いつきといった専門用語の解説、寄席文字の意味、寄席での二つ目での出番の少なさ、新二つ目の寄席での優遇、以上初めて耳にする話が多く、特に二つ目の失敗話は階級社会ならではの悲喜こもごもを感じた次第である。

最後は映像を中心としたもので NHKで昭和56年に放送された「寿名人会 林家彦六ショー」や映画「幕末太陽伝」を使って懐かしい落語家や縁者に関わる珍しい話題の紹介、またレコードやラジオの時代の落語家の話題の紹介で懐かしさ等で盛り上がった。

本日は落語界の色々な角度からの切り口を教えていただき、楽しい一時であると同時に、 落語に対する興味が一段と深まったと思います。長井先生またの機会にお話をお聞きすることを楽しみにしております。ありがとうございました。

(投稿記事 アメリカン  写真 丸柿)