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アルテリッカしんゆり10周年記念アート講座 第6回「アルテリッカスペシャルトークセッション#2 よもやまオペラ談義《オペラとのめぐり逢い、そして制作に至るまで》(2017/12/2)」

投稿日:2017年12月21日

今回の第6回アート講座は、藤原歌劇団総監督の折江忠道さんと日本オペラ協会総監督の郡愛子さんのスペシャルな四方山オペラ対談です。

対談は、お二人の音楽の道に進んだいきさつや、オペラとの出会いから現在までの波乱に富んだ他ではちょっと聞けないお話、そしてオペラに対する熱い思いを聞かせていただきました。

折江さんは音楽とは無縁の環境下、歌が人とのコミュニケーションをとる唯一の手段だったという運命的な出会い、イタリア留学するに至る経緯、更にはイタリアオペラへ傾倒するに至るお話、そして18年間にわたるイタリアでの生活の様子など大変興味深いものでした。

一方郡さんは、お母さんがピアノの先生をしておられたという環境下、ヴァイオリンに始まり、その後ご主人の勧めで歌からオペラの世界へ、国内での一貫した音楽活動を経て現在の総監督になるまでのお話を語られました。

このように音楽との出会いは対照的なお二人ですが、現在の総監督としての立場から、一番難しく苦労していることはキャスティングであると、これは口を揃えて強調されていました。

藤原歌劇団と日本オペラ協会はいろいろな違いはあるものの、「良い舞台を作り上げていきたい」との信念は同じであり、互いに一致団結して行こうというお二人の力強い思いが伝わってきました。

これからのオペラ界の展望については、いろいろな状況変化の中で厳しくなっていくことは間違いないが、とにかく日本オペラ界の将来へ向けて人を育てていきたいという熱い思いを強く感じました。

折江さんは、普通の二枚目の役より3枚目、トスカのスカルピアのように悪人の役が楽しい、郡さんは、オペラ賞を受賞した室生犀星の「舌をかみ切った女」の役が一番好きだとのこと。

お二人のトークは、漫才のような掛け合いがとても面白く時間が経つのを忘れるほどの熱い対談でした。オペラに対する理解が深まると同時に少し身近に感じることができるようになった気がします。

対談の後はお二人による歌唱を聴かせて頂きました。(ピアノ伴奏は藤原義江さんのお孫さんの藤原藍子さん)

郡さんは「カルメン」を歌いながら舞台から下りて受講生数名との握手。受講生は大感激でした。(記事       写真 E-river)

折江さんはShall we danceでお客さんと手拍子などの掛け合いをしながら舞台を盛り上げていました。(投稿記事 アッキー  写真 E-river)