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アート講座VOL.8 第6回 マエストロ 大友直人が語る オーケストラの世界へ

投稿日:2016年12月19日

今年のアート講座も後半に入って、第6回は「マエストロ 大友直人が語る オーケストラの世界へ」。
講師紹介のあと演壇に颯爽と現れた東京交響楽団名誉客員指揮者/群馬交響楽団音楽監督の大友直人先生・・・格好いい!格好良すぎます!!!
と、しばし見惚れている間にお話しは既に序奏。ロシア作品のグリンカ、チャイコフスキー、ムソルグスキーを事例にオーケストラの世界へ勧誘。特にラヴェル編曲「展覧会の絵」の冒頭プロムナードテーマをトランペットで朗々と始めるところはオーケストラの醍醐味として試聴。

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ただこのオーケストラの世界は欧州発祥の音楽芸術であり、東洋人にとりその位置付けは日本の音楽家達が常々考え悩み続けてきた問題でもあったとのこと。要は全世界に普及した西洋音楽の普遍性によるところであろう。また古典の名曲は数多いが、ストラビンスキー、ショスタコーヴィチら以降、20世紀後半からは作品群の広がりがないのは非常に残念なこと。

そこで注目すべき同時代の日本人作曲家として以下の三人とその作品例を紹介された。

三枝成彰:松田聖子のヒット曲のオーケストラアレンジ「瑠璃色の地球」、オペラ「忠臣蔵」、冨田勲: イーハトーヴ交響曲から「雨にも負けず」のアカペラコーラス、そして千住明:詩篇交響曲「源氏物語」より明石。それぞれの曲の抜粋を試聴した。いずれも素晴らしい。

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現代作品のセレクトは大友先生ご自身の感性によるところ。本日聴講の皆さんも自分の好み、自分の感性を信じて音楽に接して欲しいとのこと。自分の感性を益々磨いていく努力も大切なんだと感じた次第です。

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(記事:マコ阿弥、写真:e-river )