【アート講座】の記事

アート講座 Vol.8 第2回め「まちに音楽があふれるフェスティバルをつくる」 

投稿日:2016年11月1日

アート講座2回目(10/22)は、今年で26年目、仙台の四大祭りの一つ『定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台』のお話を、創始者の一人であり代表理事の音楽家 榊原光裕さんから伺いました。
定禅寺ストリートジャズフェスティバルは、仙台中心部の道路、公園、ビルの前など、まちがステージ。
そして、”屋外での演奏” ”ジャンルにとらわれない演奏” ”市民みんなで作るお祭り”がコンセプト。
ジャンルにとらわれないのに、なぜ”ジャズ”フェスティバルと呼ばれているのか?その理由がジャズの歴史と変遷の解説で明かされていきました。当時の画像や音源で説明され、とても興味深く勉強になりました。
ジャズは、様々なジャンルの音楽を融合し裾野を広げて変身を続ける自由な音楽であり、”あなたが考える、まちと調和するあなたの音楽を奏でる”ことが、定禅寺ストリートジャズなんです!

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「100人のビッグバンドを作ろう」と、1991年の第1回が企画され、9ステージ25バンドから始まり、今や10倍の90ステージを超え、海外からの参加もあり、30倍の760グループに成長。観客数70万人
のビッグフェスです。プロアマ、演奏者聴取者の垣根を取り払い、ALL入場無料!という方針からも、地元を、音楽を愛する熱い思いが伝わって来ました。
また何といっても、立ち上げ時から、一般市民が無償で、資金調達から準備や運営の全てを担い、長きに亘って市民ボランティア中心で続けられていることは、大きな驚きです。
その実績が高く評価され、2012年に地域再生大賞準大賞を受賞されたそうです。

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さらに私達の心を揺さぶったのは、2011年の映像でした。震災から半年後9月11日の2:46に、全ステージでA(ラ)の音を一分間奏でた一場面。大きな被害を受けた気仙沼の小学生バンドのステージで、代表の子どもからの「音楽は神様から人類への贈り物。鎮魂、祈り、再生の願いをみんなで共有しましょう。
赤ちゃんの産声の音はA。 Aは、いのちの音です。」との力強いメッセージに、涙が溢れていました。
このA音の1分間演奏は、毎年続けられているそうです。

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「毎年奇跡が起きていると思っている。市民が作る、市民のための音楽祭。不器用で馬鹿者の集まりだからこそ、ゆっくりと継続できた。」と締めくくられた言葉は、私達一般人でも奇跡を起こせると、勇気のプレゼントをもらったようでした。

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来年はぜひ仙台へ!! (記事 marco、 写真 マリリン )